「暦」 90×90mm 5点1セット 木製パネル、楮和紙、樹脂、自然素材コーティング |
●特別室の現代アート コーディネーターの方よりお話があり、病院の特別室に現代アートを納めました。4つの部屋にテーマに合わせてデッサン画を用意して。イメージをすり合わせながら最後は感覚で仕上げました。丁寧に材料を処理して紙を漉かれる福西さんの和紙は力強くて優しい肌合です。その和紙に色を染めて、貼り重ね、自然素材でコーティングをしました。和紙の質感が作品に残ります。 【注文制作品】 |
●ショップイメージの和紙パネル 企画会社よりお話があり、洋菓子ジュヴァンセルの壁面パネル作成のお手伝いをしました。私の作業はコーポレートカラーのイメージで和紙を染め、パネルに貼り合わせたこと。和紙を細く水切りして、重ね張りをランダムにすることで竹のイメージが生まれます。具体的にサンプルで仕上がりイメージを提案したところスムーズにOKを頂き、あらかじめ色染した和紙を持ち込み、広いスペースを借りてひたすら貼る作業に。その後はショップロゴがそこに加わり、後日お店を訪れると無事パネルが設置されていました。作っている時はとても大きく感じましたが、広い空間に飾られているのを見るとちょうどよい大きさでした。空間によって見え方が違うんだなと改めて実感しました。ここの竹取物語ケーキは絶品です。ぜひ一度ご賞味ください。 【注文制作品】 |
●屏風の注文制作(寝室) 寝室のドアを開けた時にベッドが見えないようにしたい。 そんなご要望を受けて作成した「花」という屏風です。 オーナーの方にお会いして、お家にお邪魔して、色々なお話をしていく中でお花のイメージが浮かびました。 ご自身も、かかわった方々にもお花を咲かせるような方。 そんな印象がありました。 ドアに近い方にはお花、ベッドに近い方にはつぼみの図柄がくるように設置しました。 眠りから覚めるとつぼみが花開き、毎日が咲きほこるような。 そんな暮らしをして頂きたいと上質な素材で大事に作成しました。 使用した和紙は雲肌と言われる漉くときに水の流れが表情に現れるものです。 光を受けて、その時々の表情を映し出す自然の模様です。 【作品タイトル】 花 |
●屏風(自宅兼アトリエ) 家で屏風を使っていると、時々本当に便利だと思う事があります。 人が訪れた時にもプライベートな空間を仕切ることができ、自在に空間をつくることがでる。 冬の寒い日も屏風があるだけでずいぶん違います。 広げたり、たたんだり。 その時のスペースに合わせて折りたためる屏風は本当に機能的です。 屏風は住空間が違った現代の空間でも充分活躍できる素晴らしい建具だと思います。 響と名付けたこの屏風は、いろいろなかたちの四角がぶつかって、まざりあって、ひとつのシンプルなかたちになる。 人との関わりでも同じことが言えるのかなぁと考えながら作成したものです。 【作品タイトル】 響 |
●屏風の注文制作(ホテル) この屏風はベルギーアントワープに住む友人がホテル&ギャラリーを始めるということで依頼を受けて作成しました。ベルギー人の彼女は日本語が本当に堪能で、メールをしていても相手が外国人だとつい忘れてしまうほどです。 シンプルで心地良い機能的なホテルをつくりたい。そんな思いが現実になり。 お客様を迎え入れる状態になったと連絡を受けました。 家族で協力して作りあげたこの空間はきっと誰からも愛される場所になると思います。 滞在する 方々が穏やかな気持ちになれるように。 信頼を込め握手と名付けました。 3曲1セットの屏風は4つの部屋に分かれて置かれています。 【作品タイトル】 握手 |
●現代アート(ホテル) 5枚の絵をつなげて一つの作品にしました。 絵が 離ればなれになっても作品の所有者として絆がつながるかなと。 そんな思いでタイトルをつけました。 展示会で作品を案内していると、お客様に 「人が 月を見ているようですね。」 と声をかけられました。 確かに見る向きを立てに細長くするとそう見えて、見る人によっていろいろな見え方があるんだと改めて感じた作品です。 【作品タイトル】 絆 |
●現代アート(ホテル) 出版社の方より連絡があり、「暮らしの中の和紙のかたち」本で作品に興味を持って下さったホテルがあるとのことで、「庭のホテル」を訪れました。JR御茶ノ水から歩いて間もなく到着したホテルには緑があふれていて。和の空間でありながら天井の高いロビーでは多くの外国の方が滞在されていました。お部屋に案内して頂くと、障子にぴんと和紙が貼られていて、こぼれてくるような優しい光がお部屋に差し込んでいました。メンテナンスが大変だろうとお尋ねすると、和紙をホテルの方が張替えているとの話でした。柱に使われている大理石もあまりにも素敵でしばらくみとれてしまうほどでした。結局、お部屋に合う「向こう側」という作品を納めさせて頂きました。 大切な作品がこの素敵なホテルに置いて頂けて本当に嬉しく思います。月日を重ねることで美しく表情を見せる自然素材のこのホテルの10年後、50年後、100年後が本当に楽しみです。 【作品タイトル】 向こう側 |
蒼:140×160cm |
● 現代アート 注文制作(モデルルーム) 2010年11月 ミッドタウン、ファーバーカステルショップでの展示会をたまたま見に来られたインテリアコーディネータ―の方が現代アート作品に興味を持って下さり。 後日事務所を訪れ、作品ファイルをお渡しして。 現在進行中の物件で壁面に飾る絵の手配で困っていると相談を受けました。 「大きなサイズなんですよ」ゆっくりとお話するその方の物件をお手伝いしたくなり。 お話を受けることにしました。 サイズは130㎝×160㎝の大きな絵。 そんな大きな絵をどのように作成して搬入しようか。話し合いながら、色染めした和紙を現場で貼ることにしました。 グレー色を基調にした深呼吸できるようなイメージ。そんなご要望に合わせてブルーグレーの「蒼」という名前の作品を作りました。合わせて、「水」、「関係」、「人」の現代アート作品もおさめさせていただきました。 【和紙】黒谷和紙
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●寺町専門店会商店街 45オブジェ 2010年9月 寺町専門店会の商店街を三条から御池までの間 和紙の提灯45個をつけました。線香花火のような美しい提灯です。 企画では色をつける話がありましたが、 いろいろ試作をつくり、関係者とも話をしていくなかで 和紙そのままにあかりが入った姿が美しいと。結局とてもシンプルなかたちになりました。私の好きな和紙の表情です。 この照明が商店街の方々も、そこを訪れる方々も眺めていると気持ちがほぐれるようなものであって欲しいと願っています 。 【場所】京都市寺町通り(三条~御池) |
●中央米穀 錦店 http://www.okomenochuoo.jp/ 先日おいしいところに絵を納める事になりました。「中央米穀 錦店」というお米屋さん。
店内奥にイートインのスペースがあります。
絵を納めた時は改装工事も終盤で絵を壁にあてながらこんな感じでどうかなぁ...とイメージだけでの確認でしたが数日後、おそるおそるお店をのぞくと無事にかかっていました。
せっかくなので写真を撮らせてもらおうと中に入りかけるとお店の前にはホカホカのおむすびが並んでいました。手にするとまだ温かく「俺、お結びこうてくわぁ~」の通りすがりの声につられて3種類程買ってしまいました。
黒ゴマ。白ゴマ。雑穀ごはん。 これがもう香ばしく。 袋をパリッとあけるとホカホカごはんにゴマがみっしりとついていて。 ゴマに気をとられている内に食べ終わってしまいました。
雑穀ごはんもまるでプチお惣菜のようで。 おかげですっかりパワー充電できました。 営業時間 店頭 9:30~18:00
イートイン |